こんにちは。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はファイナンシャルプランナー(以下、FP)の勉強をお伝えできればと思います。
なぜFPの勉強をするのか
わたしはお金の話をあまりしない家庭で育ちました。
だから、お金の話は人前でするものではないと幼いながらに思っていました。
高校は公立限定、お金がないから大学はだめなどと親から言われても、聞き返したり意見をしてはいけないと思っていました。
お金のことに触れてはいけない気がしていたのです。
さらに、お金に関しては学校でも積極的な授業などがある訳でもありません。
そうして、社会人になり、入る必要のない保険に勧誘され保険に入ることが大人の責任のように言われたり、おつきあいでクレジットカードは作っておいた方がいいと言われたり、借金してでも少しいい車に乗った方がいいなどと間違えまくりな非常識をまわりの大人たちから植え付けられたりしました。
このままでは将来が不安になると思いお金の勉強をはじめました。
すると勉強すればするほど、今までの常識がいかに非常識だったか、知識がない人ほどカモにされるということを痛感しました。
そこで、FP3級の内容などは全国民が知っておいた方がいいと思い、自分のまとめも含めお伝えできればと思います。
ライフプランについて
まずは、ライフプランについて勉強していきましょう。
FPの相談会などでも登場するライフプランニング。
自分の人生を3つの表を作ることでわかりやすくしましょう。
●ライフイベント表
●キャッシュフロー表
●個人バランスシート
ライフイベント表とは
ライフイベント表は自分や家族の現在から将来にかけての予定を上げて、そのときに必要な資金を時系列でまとめた表です。
西暦 | 2024 | 2025 | 2026 | 2027 | 2028 | 2029 | 2030 | 2031 | 2032 |
年齢 | |||||||||
角笛 太郎 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 |
角笛 花子 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 |
角笛 一太 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
イベント | |||||||||
角笛 太郎 | 家族旅行 60万円 | 家族旅行 60万円 | |||||||
角笛 花子 | 独立開業 300万円 | ||||||||
角笛 一太 | 高校入学 20万円 | 大学入学 70万円 |
キャッシュフロー表とは
キャッシュフロー表とはライフイベント表を元に現在の収入(手取り)と支出、将来の収入と支出を予想して収支や金融資産の残高をまとめた表の事です。
エクセルなどで作成するとまとめやすいですね。
西暦 | 2024 | 2025 | 2026 | 2027 | 2028 | 2029 | 2030 | 2031 | 2032 |
年齢 | | | | | | | | | |
角笛 太郎 (夫) | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 |
角笛 花子 (妻) | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 |
角笛 一太 (長男) | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
イベント | | | | | | | | | |
角笛 太郎 | | 家族旅行 60万円 | | | 家族旅行 60万円 | | | | |
角笛 花子 | | | | | | | 独立開業 300万円 | | |
角笛 一太 | | | 高校入学 20万円 | | | 大学入学 70万円 | | | |
収支 | |||||||||
給与収入 (夫) 変動率1% | 600万円 | 606万円 | 612万円 | 618万円 | 624万円 | 630万円 | 637万円 | 643万円 | 650万円 |
給与収入 (妻) | 100万円 | 100万円 | 100万円 | 100万円 | 100万円 | 100万円 | 80万円 | 100万円 | 120万円 |
合計 | 700万円 | 706万円 | 712万円 | 718万円 | 724万円 | 730万円 | 717万円 | 743万円 | 770万円 |
基本生活費 | 360万円 | 363万円 | 367万円 | 371万円 | 374万円 | 378万円 | 382万円 | 386万円 | 389万円 |
住宅関連費 | 150万円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 |
教育費 | 36万円 | 36万円 | 54万円 | 54万円 | 54万円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 |
保険料 | 24万円 | 24万円 | 24万円 | 24万円 | 24万円 | 24万円 | 24万円 | 24万円 | 24万円 |
一次的支出 | 60万円 | 20万円 | 60万円 | 70万円 | 300万円 | ||||
その他支出 | 60万円 | 60万円 | 60万円 | 60万円 | 60万円 | 60万円 | 60万円 | 60万円 | 60万円 |
年間収支 | 70万円 | 13万円 | 37万円 | 59万円 | 2万円 | △102万円 | △349万円 | △27万円 | △3万円 |
金融資産 残高 | 1070万円 | 1083万円 | 1120万円 | 1179万円 | 1181万円 | 1079万円 | 730万円 | 703万円 | 700万円 |
個人バランスシートとは
個人バランスシートとは、簿記を勉強している人は良くご存じだと思いますが、現在の自分の資産と負債のバランスを左右にわけて見比べることができる表です。
左の資産の方には、預金、株式、不動産などの時価を入れ、右の負債の方にはローンなどの借金を入れます。そして資産から負債を差し引いたものを純資産とします。
資産 | 負債 | ||
預貯金 | 1000万円 | 住宅ローン | 2000万円 |
株式等有価証券 | 300万円 | 負債合計 | 2000万円 |
自宅マンション | 2200万円 | 純資産 | |
生命保険(解約返戻金相当額) | 200万円 | 1800万円 | |
車 | 100万円 | ||
資産合計 | 3800万円 | 負債・純資産合計 | 3800万円 |
今回のまとめ
●ライフイベント表で将来必要なイベント・資金を把握する
ここに旅行やマイカー買い替え、趣味や習い事などじっくり考えながらライフプランを立てる。
●キャッシュフロー表で将来の収入・支出や金融資産の残高の予定を立てる
以下の項目を把握する。
・年間収入・年間支出・年間収支・金融資産残高
収入は手取りで計算する(可処分所得という)
可処分所得は額面の収入ー(税金+社会保険料)で算出する
支出は6つの項目を算出する
・基本生活費(食費、光熱費、通信費、雑費等)
・住居費(家賃、住宅ローン、管理費、固定資産税等)
・教育費(学校教育費、習い事等)
・保険料(生命保険・火災保険等)
・その他の支出(交際費、耐久消費財の購入費用、慶弔費等)
・一次的支出(マイホーム購入の頭金、車の購入費、家族旅行費用等)
収入や生活費は変動率も見る
①将来の金額=現在の金額×(1+変動率)
②年間収支=年間収入ー年間支出
③金融資産残高=前年の金融資産残高×(1+変動率)±その年の年間収支
キャッシュフロー表は30年分など長期にわたって作成しよう
●個人バランスシートで家計の純資産を把握する
左に資産の内訳とその額、右に負債の内訳とその額を記入する
それぞれの合計を差し引きして純資産を計上する
以上
わたしの場合
わたしは個人でも作成していますが、バランスシートは自分の純資産がひとめでわかりますし、キャッシュフロー表を作成することで将来の見えない不安が見える化します。
そこで自分の収入が足りているのか、または、生活費などが分不相応に贅沢をしていないかなどを見ることができます。
また、ライフプランに家族旅行などやりたいことも載せることでより楽しい人生設計を無理なく送ることもできるようになり、これがうまくいきだすと、将来の不安がかなりなくなるうえに家計管理をしっかりできるようになれば月日が経てば経つほどお金が増えていくようになります。
あなたもぜひ勉強して作成してみましょう♪
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