【住宅ローン】未払い利息とは?変動金利のリスク

住宅ローン

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今回は「未払い利息」についてまとめました。

未払い利息とは

住宅ローンの未払い利息は、変動金利の住宅ローンにおいて、急激に金利が上昇し、毎月の利息支払額が本来の返済額よりも多くなる状態を指します。通常の返済ペースでは利息を払いきれないため、元本が減らないどころか借金が増え続ける危険な状態となり、住宅ローン破綻の可能性が高まります。

住宅ローンの変動金利には、以下の3つの救済措置があります。

金利・年2回見直しルール: 金利は毎日や毎週などの短期間で変動することはなく、原則として年2回見直されます。(最近は年2回以外の銀行もあります)

返済額5年間固定ルール: 返済開始から5年ごとに金利が急上昇(または下降)しても、返済額は変わりません。ただし、元金と利息の組み合わせは変動するため、金利上昇局面では利息の割合が多く、逆に元金は少なくなります。(適用外の銀行もあります)

1.25倍ルール: 5年ごとに見直される返済額は、直前の返済の1.25倍まで。(適用外の銀行もあります)

これらのルールにより、金利が上昇しても毎月の返済額がすぐに増えないメリットがあります。(参照:【住宅ローン】知っていますか?変動金利のメリットと本当のデメリット
ただし、金利上昇が急激な場合、毎月の返済額よりも利息の方が多くなります。これを「未払い利息」といいます。
この状態では毎月の返済をしているにもかかわらず、住宅ローン残高が増え続ける恐ろしい状態になります。

過去にはバブル絶頂期に未払い利息が発生したケースもあったそうですが、社会的な問題には発展しなかったようです。銀行はその時期に特別な対応を行い、未払い利息を秘密裏に処理していたという噂もあったそうです。(参照:住宅ローンの未払利息が発生した時、銀行はどうした? 現役銀行員が過去の金利上昇時の対応を解説

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